ウェルビーイングA
こんにちは。
身体と心のセラピストNorikoです。
所用で久しぶりに鎌倉へ
出かけてきたのですが
海外旅行者のあまりの多さに
「ココは外国か?」
と思っちゃた今日この頃
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
ウェルビーイングシリーズA:自己統合
〜分断された自分をひとつに〜
前回の「潜在意識との対話」に続き
今回は「自己統合」について探ります。
ワタシ達の多くが
「自分らしさって何だろう?」と
問いかける時代。
特に現代社会では仕事、家庭、SNSなど
様々な「顔」を使い分ける中で
自分自身が分断されていく感覚を
抱えていませんか?
バラバラになった現代のワタシ達現代社会に生きるワタシ達は
さまざまな「ペルソナ(仮面)」を
使い分けています。
* 仕事での自分:
効率と成果を重視する真面目な姿
* プライベートの自分:
リラックスして素の表情を見せる姿
* SNSでの自分:
選別された「いいとこどり」の姿
* 家族の中の自分:
親や子としての役割を演じる姿
これらの「顔」が本来の自分から
あまりに離れてしまうと
「本当の自分はどれ?」という混乱や
常に演技している疲れを感じること
になります。

【具体例】
35歳のSさんは会社では冷静沈着なリーダー、
家では優しい母親、
友人との集まりでは陽気なムードメーカー、
と場面によって全く違う人格を演じていました。
ある日
「どれが本当の自分なのか分からない」
という不安に襲われ
自分を見失いそうになったといいます。
自己統合とは何か自己統合とは、
分断された自分の
様々な側面を認め、
受け入れ、
調和させるプロセスです。完璧な自分を目指すのではなく
矛盾や弱さも含めて
「これ全部が私」
と受け入れること。
それが自己統合の本質です。
私たちは普段
* 「怒りっぽい自分」は悪い
➡ 押し殺そう
* 「弱い自分」は恥ずかしい
➡ 隠そう
* 「成功する自分」だけが価値がある
➡ 頑張ろう
と自分の一部だけを評価し
他の部分を否定しがちです。
ですがすべての側面には意味があり
それぞれがワタシ達の人生で
重要な役割を果たしています。
5分でできる自己統合ワークステップ1:自分の多様な側面を書き出す紙とペンを用意して
思いつく限り自分の異なる側面を
書き出してみましょう。
例:
* 頑張り屋の私
* 甘えたい私
* 怒りっぽい私
* 優しい私
* 臆病な私
ステップ2:それぞれの側面を深く理解する各側面について以下の質問に答えてみましょう
◆どんな時にこの自分が顔を出しますか?
(例:職場、家族といる時、ストレスを感じた時)
◆この自分は私にとってどんな役に立っていますか?
(例:守ってくれる、成功させてくれる)
◆この自分に対して私はどんな気持ちを持っていますか?
(例:好き、嫌い、恥ずかしい)
ステップ3:対話してみる特に受け入れがたい自分があれば
その自分と対話してみましょう。
「なぜ私は人に怒りをぶつけてしまうのだろう?」
「なぜ家族に本音を言えないのだろう?」
このような内なる対話をすることで
自分自身への理解が深まり
自己統合への一歩となります。
【実践例】
Mさん(38歳)のワークシートから:
「怒りっぽい私」
→ 職場で理不尽なことがあると現れる
→ 自分の境界線を守るために必要
→ いつも後悔するので嫌い
→ 対話の結果:
「怒り」そのものは
自分を守る大切な感情だと気づき
表現方法を変えればいいと理解できた
自己統合がもたらすもの自己統合が進むと
以下のような変化が起こります。
1. 内なる葛藤の軽減
自分の様々な側面を受け入れることで
内側での戦いが減り
精神的エネルギーが解放されます。
2. より本来の自分に近い生き方
「こうあるべき」という型にはまるのではなく
状況に応じて自分のさまざまな側面を
活かせるようになります。
3. より深い他者とのつながり
自分自身を丸ごと受け入れられるようになると
他者も同じように受け入れる余裕が生まれます。
4. 創造性や直感の解放
内なる批判や検閲が減ることで
創造性や直感がより自由に
発揮されるようになります。
今日からできる自己統合への小さな一歩* 「良い自分」「悪い自分」
という区別をやめてみる
* 内なる批判的な声に気づいたら
「これも私の一部」と認める
* 寝る前、その日に感じた
様々な感情を振り返り、日記に書き留める
* 自分の弱さを信頼できる人に
少しだけ見せてみる
一人ひとりの内側の調和が
社会全体の調和につながります。
自分自身を丸ごと受け入れることで
他者も丸ごと受け入れる余裕が
生まれるのです。
次回は「利他愛」をテーマに
他者とのつながりがもたらす豊かさ
について探ります。
お楽しみに!
今日も読んでくださり
どうもありがとうございました。

そろそろ楽しい季節に〜〜♪♪